教育施設総合カタログ 2022-2023

ウチダ 教育施設総合カタログ27版


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ヒュームフード(局所排気装置)の設置計画にあたって様々な実験により発生する有害ガスを実験室から速やかに排出し、実験者の安全を守るヒュームフードの設置に当たっては、いくつかの手順が必要です。また、ガスが排出される構造に対する法規制がありますので、設置計画時はぜひご相談ください。安全にご使用いただくために使用される薬品の種類の確認が必ず必要です。■設置に当たっては所轄の労働基準監督署への届け出が必要です。■届け出の承認を得るためには「有機溶剤中毒予防規則」もしくは「特定化学物質等障害予防規則」に則った薬品の取り扱いが可能な制御風速を行えることが重要です。(ステップ2)■上記規則のいずれに該当するかは使用される薬品に基づいて判断します。□メーカーで実施するステップ1.ユーザー様へのヒアリング●ドラフト内での作業内容●ドラフト内で使用する試薬の種類と1日当りの使用量(cc)●ドラフトの仕様(寸法、作業面、スクラバーの有無)●ドラフトの設置場所●排気ファンの設置場所●大気汚染防止法確認事項□ユーザー様に実施いただくステップ8.「局所排気装置」の設置届を作成●ドラフト設置工事の工事着手予定日、工事落成予定日●事業の種類(日本標準産業分類の中分類より記入)●敷地図面(ドラフト設置棟の配置図)確認事項2.前面サッシでの制御風速の決定使用する薬品に基づき「有機溶剤中毒予防規則(有機則)」「特定化学物質等障害予防規則(特化則)」のいずれが適用されるのかを判断し、制御風速を決定します。「有機溶剤中毒予防規則」適用の場合0.4m/s「特定化学物質等障害予防規則」適用の場合:0.5m/s:3.必要排気風量の算出計算式により必要排気風量を算出します。必要排気風量=前面サッシ開口面積×制御風速×60×補正係数(m³/min)前面サッシ開口面積=開口幅(m)×開口高さ(m)制御風速=0.4m/sまたは0.5m/s半開示)補正係数=1.1〜1.24.ダクト配管仕様の検討ドラフト、排気ファン設置位置を決めた後にダクト配管ルートを想定し、ダクト直管長さ、径、エルボの数等を現場で確認します。現場調査5.排気系統図の作成4に基づいてドラフト〜排気ファンまでの排気系統をアイソメ図で作成します。6.排気ダクトの圧力損失計算の実施5に基づきダクト圧力損失値、静圧値を算出します。9.所轄の労働基準監督署安全衛生係へ「局所排気装置」の設置届を提出。工事着手30日前10.労働基準監督署にて設置届を受理届出受理後、問題等があれば労働基準監督署より是正指示があります。何も連絡が無い場合は、30日後にドラフト設置工事に着手することができます。搬入・施工引渡し前納入時検査引渡しEducationalFacility07理科室ヒュームフードジャンル特集特教室プラン例ラインアップンST-EXST-EシリーズSTシリーズSXDシリーズXKAシリーズUAシリーズLEシリーズL電源装置・装実験台パーツ実UFシリーズUFスチール実験台ヒュームフードスチールベンチフード関連商品Scienceroom7.排気ファンの選定6の風量、静圧に基づき排気ファンを選定します。ここで使用する排気ファンの型式、電動機出力が決定します。272www.uchida.co.jp/education


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