デジタルコンテンツカタログ 2024

ウチダ デジタルコンテンツカタログ Vol.134


>> P.6

NEXTGIGAに向けてINTERVIEWER聞き手内田洋行教育総合研究所研究開発部次長志儀孝典GIGA環境を用いて、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を充実するには?求められるデジタルコンテンツとは?現場に精通した有識者にお話をいただいた。INTERVIEWEE話し手信州大学教育学部准教授佐藤和紀氏GIGAで変わり始めた授業「他者参照」の威力とは志儀GIGA環境が整備されてから、早い学校では4年が経ちました。授業が大きく変わり始めた学校も出てきていますね。佐藤GIGA環境を先進的に利用する学校では、先生主導の一斉授業から、子供主導の個別最適な学びへシフトし始めています。大まかな課題は先生が与えますが、子供一人ひとりが自分の課題を持って、学習を進めます。いつ、どのように学ぶか。どんなツールやデジタルコンテンツを使うか。いつ、誰と対話するか。調べた成果をどうまとめるか。これを子供一人ひとりが決める個別最適な学びが、教室の各所で同時多発し、従来の「単線型」授業から、「複線型」授業へ変わっています。GIGA環境は、こうした学びをするために、整備されました。従来通りの一斉授業で端末やクラウドを使おうとしても、GIGA環境の便利さを実感できずむしろ邪魔に感じ、GIGA端末なんて要らない、昔通りの授業でいい」と誤った結論になりがちです。志儀今までは不可能だった「学び方」も生まれ始めました。GIGA端末を通して他者の学びを知る有効性は各所で確認されていますね。佐藤「他者参照」は、特徴的なGIGA端末活用の例です。何をすればいいかわからない子も、他者参照して真似をすることから第一歩を踏み出せます。最初は真似や模倣でも、進めているうちに、自分なりの考えが浮かんできます。みんなに見られるから、6WEBからもカタログをご覧いただけます。www.uchida.co.jp/education/catalog


<< | < | > | >>